11月の花
通年出回るバラ、ダリアなども色濃く、発色が良い美しいものが揃います。ニット素材のような風合いが人気の「ケイトウ」や、紅葉した枝もの、赤く色づいた実物が「秋」を演出します。
旬が短い秋は、深みのある美しい色合いの植物・実物が揃う季節です。植物同士上手になじんで、見る人を魅了してくれますよ。
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旬を迎えた切花の紹介コーナー
ケイトウ
毛糸やニットのような質感。ビビットカラーだけでなく、合わせやすいニュアンスカラーの品種が増えて、アレンジの幅が広がりました。花持ちも良くドライフラワーにもなります。
コットンフラワー
市場にはドライフラワーになった状態で出回ります。水が必要ないので、長期間飾ることも。リースやアレンジメントに合わせることで、ふわふわの冬らしさを可愛く演出します。
ダリア
大きく華やかで、存在感抜群。一年を通して様々なダリアが市場に出回っています。ダリアを生けるときには、葉は全て取り除き、水をしっかりと吸水できるように深水で飾りましょう。
バラ
幾重にも重なる花びら、高級・存在感があり、メインになる花材として不動の人気。周年で出回りますが、初夏の5月~6月と秋の10月~11月が本来の旬。秋のバラはグッと色濃くなります。
フランネルフラワー
手触りが毛織物の”フランネル”の質感に似ていることから名付けられたお花。フェルトの様な温かみのある質感は、ナチュラルで優しい雰囲気でウエディングブーケにも人気。
野バラの実
バラが咲いた後につける、直径5mmほどの小さな可愛らしい赤い実。ワイルドな枝ぶりを活かしたダイナミックな生け方やディスプレイ、実をリースにして楽しみます。
秋色紫陽花
本来、「秋色紫陽花」という品種はなく、夏から秋に枯れていく際に見せる色の変化を表現した言葉でアンティークな色合いが人気。7月頃から秋にかけて比較的多く市場に出回ります。
菊
仏花としてのイメージもありますが、ヨーロッパではアレンジメントに入れる花としても人気。花もちが良いのも人気の理由の一つ。咲き方の美しい”洋マムは秋が旬です。
切花で紅葉を飾る難しさ
紅葉した枝ものや葉っぱはとてもデリケート。乾燥しやすく、紅葉が進むと茶色くなり葉を落とします。そうはいっても、季節感やこの時期の色と姿の美しさは格別です。アレンジのアクセントにもなりますよ。
ぜひ飾って頂きたい11月の枝もの。
切枝では、キイチゴ、ヒペリカム、雪柳など
花と暮らしのヒント -お花が長持ちする?
日中はまだ残暑残る暑い日もありますが、気温がぐっと下がり、家に飾るお花も思いのほか長持ちします。お花を飾る習慣がない方も、秋から春にかけてぜひチャレンジして欲しいです。
秋を代表する花「ダリア」や秋色に色づいたアジサイ・実物など、この時期だけの絶妙な色合いの花々を飾り「花のある暮らし」を楽しんでくださいね。
クリスマスの冬支度
11月いっぱい秋を楽しみたい気持ちもありますが、市場は早くもクリスマス向けの植物がたくさん出回ります。秋よりも冬を楽しみたい気分に変わるので、秋を楽しむ季節は短いんですね。
アドベント
アドベントとはキリストの降誕を待ち望む期間の事。 永遠の愛を表すリース(終わりのない円)の形を永遠の命を表す「常緑樹」で作り、クリスマスの直前の日曜日から4週前の日曜日からキャンドルに1本ずつ火を灯すのが、ヨーロッパの習慣です。
クリスマス直前の日曜日(4本目)(愛)
2週間前の日曜日(3本目)(喜び)
3週間前の日曜日(2本目)(平和)
4週間前の日曜日(1本目)(希望)
来月(12月)の予告
12月は前半はクリスマス、後半はお正月ワークショップを開催予定です。
今年も完成品のオーダーは公式Lineまたはオンラインストアにて承っております。
編集後記
毎年1年が早く感じますね。昨年の今頃は、DIYの真っ最中、まだアトリエの完成前でした。天井・壁の塗装もできるところは自分たちで。食品サンプルの工房で使っていた古いものはそのまま生かして、手作り感あふれるアトリエです。
アトリエができるまでの様子をInstagramでも紹介しています。
フォロー・いいねいただけるととても嬉しいです♪
Instagram:laube_flower
HPを見ました、とレッスンやギフトのご注文をいただく機会も増えてきました。お花の世界って本当に奥深い。同じお花でも品種や産地、気候で色や咲き方も様々。季節ごとに小さな発見を楽しんでいただけるように、今後もコンテンツを充実させていきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。来月もお楽しみにー♪