3月の花
3月中旬頃までは1、2月同様のふりふりの春の花々が揃います。
3月末になると、12月からずっと楽しんできた春のお花とはお別れ。少しずつ初夏のお花も出回り始めます。繊細で美しい「リューココリネ」、「ニゲラ」やハーブなどの草花もお勧めです。

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3月8日はミモザの日
例年1月下旬頃から出回り始め、3月上旬のミモザの日頃にはそろそろ終わりを迎えるミモザも今年は寒波の影響で出始めが遅め。黄色のホワホワの状態が楽しめるのも2、3日と短いです。高級なお花ですが、”ミモザの日”と世界中で愛されている魅力をご紹介しますね。


3月8日はミモザの日と呼ばれ、元々は「国際女性デー」からはじまったといわれていますが、国ごとにミモザの日の祝い方や発祥の由来が異なります。鮮やかな黄色い花の色は太陽をイメージさせ、厳しい冬の寒さに耐えてきた人々の心を明るく照らす「冬の太陽」として親しまれてきました。
ミモザってどんなお花?
正確にはミモザという植物はなく、私達が思い浮かべる黄色いふわふわもこもこした花の正式名称は、「ギョウヨウアカシア」や「フサアカシア」と呼ばれるアカシアの品種です。
ミモザとアカシアはどちらもマメ科の植物ですが、ミモザはオジギソウ属、アカシアはアカシア属と植物学上は違った属に分類されます。本来は違う植物なのに、ミモザと呼ばれている理由は輸入された際にアカシアの葉がミモザと似ているため勘違いされ、「ミモザ」という呼称がそのまま定着してしまったからだといわれています。
ミモザが愛される理由
ヨーロッパの冬は日照時間が短く、寒くても晴れ晴れとした晴天が続く日本の冬とは異なり、薄暗く鬱々とする時期です。毎日空を見上げてもどんより…。知識も全くないまま渡仏して飛び込んだ花修行に落ち込んでばかりの毎日でしたが、どんよりした空に気持ちもどうしても下向きになってしまいます。日本の青空がとても恋しかったなぁ。。そんな寒くて暗い時期を耐え忍び、訪れる春の季節。
ミモザの黄色はぱぁっと心を晴れやかにしてくれます。フランスでは「太陽」を象徴する花として、春の訪れを告げるイベントの主役に位置づけられています。
ミモザの時期に作らせていただいた花束。シンプルだけど主役のミモザがほわほわ。日本にはない綺麗な黄緑色のユーカリも恋しくなります。このユーカリだけはアレルギーが出ないのです・・不思議。


新しい門出を祝う特別な季節


春は、新しい門出を祝う特別な季節でもありますよね。ご卒業・ご入学・入社・ご就任などのお祝いに気持ちを込めて心に残るお花を贈りませんか? 持ちやすくカジュアルに送れるミニブーケが人気です。ご予約制、アトリエ受取りまたは宅配便(全国配送)にて承ります。オンラインストアまたは公式Lineからお気軽にご相談ください。

🏢就任のお祝いにおすすめ
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🎒入学・入社祝いにおすすめ
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3月14日はホワイトデー

ホワイトデーのギフトにお花はいかがですか? 貰う方が負担に感じないようなカジュアルなミニブーケもおすすめ。贈る人も贈られる人も、幸せな気持ちにさせてくれます♡
花と暮らしのヒント -枝物をご自宅に。
3月に楽しみたい枝物は桜や 芽吹の木苺、レンギョウ、コデマリ などなど。枝物は清々しい空間を演出してくれます。四季がある日本ならではの「季節感」の演出に、ぜひ枝物をご自宅に迎えてみませんか? ローブでも枝物定期便の販売を予定しています。



旬を迎えた切花の紹介コーナー

チューリップ
美しいラインの茎と葉っぱ、シンプルに花瓶に生けるだけで絵になリます。切花でも一日に数センチ伸びるほど成長が早く、温度と光に敏感で姿を変えるお花なので、毎日変化が楽しめます。11月下旬から 3月 を中心に出回ります。

パンジー
春時期のみブーケでも束ねられる長さで切花でも流通しています。シャキシャキ野菜のような茎で花持ちもとても良いお花。つぼみも全部咲いてくれます。1月〜3月にかけて出回ります。

ラナンキュラス
12月から出回り始め、春のお花としてとても人気。バラのように花びらが幾重にも重なる豪華なお花で、花持ちも良いです。咲き方やカラーバリエーションも豊富。

リューココリネ
細くしなやかな茎の先に、透明感のある星型の小花を付けるお花。独特な香りがあります。軽やかな動きや、メインのお花を引き立ててくれます。花弁が薄く傷つきやすいので扱いに注意。

ルピナス
茎の先端に、穂状に咲く可愛いらしいお花です。藤の花に似た小花が下の花から順々に上に向かって咲き進み、可愛らしい葉っぱは柔らかい印象を与えてくれます。水をとても好むため、花瓶いけに向いています。

クリスマスローズ
ローズといってもバラではなく、キンポウゲ科の植物。うつむき加減に咲く佇まいが可憐で、シックな色合いが美しいお花です。切花では水を吸い上げる力が弱いので、管理には注意が必要です。2-4月に豊富に出回ります。

スカビオサ
多く流通するのは秋から初夏までの間。暑さに弱いので、真夏は出回り量が減ります。色の種類も豊富で可愛らしい花姿と野の花の雰囲気がブーケやアレンジメントにも活躍してくれます。

ラックスシリーズ
ワックスをかけたように輝いてみえる花弁から、ラナンキュラス+ワックスに由来して名付けられました。スプレー咲きで蕾まで全部咲いてくれます。高級花ですが、花持ちが良いのも特徴です

サクラ
河津桜、啓翁桜、彼岸桜、陽光桜など様々な桜が出回ります。桜の種類によって、ピンクの色味や花の大きさ、枝の質感にも違いがあります。季節の枝物をご自宅でも頼んでくださいね。

羽衣ジャスミン
つる性の植物で、紫ピンクの尖った形状の蕾が付き、開花すると甘い香りと可愛らしい白い小花が咲きます。ブーケやアレンジメントのアクセントとしてもおすすめです。
4月の予告
4月は”芽吹の季節” 爽やかな白グリーンのブーケを束ねましょう。ハーブや小花、葉物も豊富な季節です。


編集後記
こんにちは、春のお花もいよいよ終盤になってきました。
少しずつ芽吹きの景色が広がる季節。ポカポカ柔らかな日差しが、春らしくって気持ちまで軽やかになりますね。
この春の空気に背中を押されて、ちょっと新しいことを始めたいなーと思ったりしています。普段の生活にほんの少し変化を加えるだけで、意外と新鮮な気持ちになれたりしますよね。
皆さんは、この春新しく始めたいこと・始めたことはありますか? 新生活を迎える方も、変わらない日常を過ごす方も、春の空気を味方にしてこの春ならではの楽しみを見つけてくださいね。
次号もどうぞお楽しみに。
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お花の世界って本当に奥深いんです。同じお花でも品種や産地、気候で色や咲き方も様々。季節ごとの小さな発見を楽しんでいただけるように、今後もコンテンツを充実させていきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。