束ねるたびに、少しずつ広がっていく想像の世界。
季節の特別レッスンでは、ひとつのテーマから景色を紡いでいきます。
懐かしい記憶や、想い出の風景をそっとたどるような時間です。
今回のテーマは、夏のひまわり 光と影。
夏の強い日差しの中で咲く元気なひまわり……ではなく、夕暮れどきの柔らかな光に包まれたひまわりのもうひとつの姿に焦点を当てました。
明るさの奥にある翳り。なんだか少し切なくなるような影をまとった夏の表情って、すごく惹かれてしまいます。
影を味方につけることで花たちの表情がぐっと深まって、見る人の心にそっと残るような印象のブーケになりますよ。
皆さん、それぞれの“夏の記憶”を映すような作品が生まれたレッスンでした☺︎
どんな景色のイメージ? 〜想像力を膨らませて〜

レッスンの冒頭では、夕暮れ時のひまわり畑の写真を見ていただきました。
「情景を思い浮かべること」から始まる花の時間。
空の色も、空気も、すこし切なさを帯びていく時間帯。昼間に比べて少し風も柔らかくなって、燃えるような夏の暑い日差しをたっぷり浴びたひまわりが影を落とす静かな向日葵畑。
ふわっと風に乗って感じる夏の夕方の匂いと、光と影がやさしく向日葵を包むどこか物儚げな景色——。
皆さんの頭の中で、それぞれの“夏の情景”をイメージしてもらいました。
花を束ねる前の”想像力” 、正解のない世界の中で自分の中にある小さな景色を、ひと束の花に映していく——
そんな時間に、皆さんが自然と夢中になっていく姿がとても印象的でした。
感じながら束ねる、ということ。


今回ご用意したのは、表情や質感の異なる4種類のひまわり。
真上を向いていたり、横向き、下向き..それぞれ表情も違って個性豊かです。
そのひとつひとつと丁寧に向き合いながら、どの花を主役にするか。どんな空気感を表現したいか。
ふと感じたイメージや感情を信じて、手を動かしてみます。


「景色を表現する感覚」や「感じること」。
花で表現するって、もっと自由でいいんです。大切なのは、“どう見えるか”より、“どう感じたか”。
誰かと比べなくていいし、正解もありません。
自分の中にふと浮かんだ景色や気持ちを、そのまま花に重ねてみる。
それだけで、自分らしい愛着の湧くブーケが生まれます。
ひまわりと草花が織りなす奥深い魅力。
その一面に出会えた、少し特別な夏のひとときとなりました。

次の季節も、またどんな風景が生まれるのか。
楽しみにしていてくださいね。



ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
今回のレシピ
向日葵 ダージリン
向日葵 サンフィルグリーン
向日葵 ブリーディングハーツ
向日葵 レモネード
アワ
マウンテンミント
スモークグラス
リキュウソウ
ファイヤクラッカー
ユキヤナギ
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