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【お店ができるまで日記 vol.2 】〜 私の履歴書 その②〜 阪急交通社営業マン時代

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新卒で(株)阪急交通社という旅行会社に入社しました。

旅行を仕事にしたかった!というよりも、父が無念ながら病気で働けなくなってしまったので、

父と同じ会社を志望して私が頑張ろう!

そんな理由からでした。

(今は旅行会社ですが、当時の阪急交通社は国際貨物輸送と旅行の2つの大きい事業部があったのです。) そして後に弟も阪急に入社するという、家族で阪急大好き一家な家計でした。

同期はみんな華やかな海外や国内旅行事業部が多い中、私だけ法人営業部に配属されました。

(退職まで同じ部署に12年。。)

企業様の報奨旅行や団体旅行がメインで国内・海外全ての地域を担当する提案型営業を行う部署です。

当時は女性で営業!?大丈夫?みたいな空気があって、新人はやることがないので、

先輩の同行と新規の飛込み電話とアポ無し営業。

ガチャ切りや門前払いは当たり前。

でも、大袈裟ですが命までは取られないと思えばなんでもできました.。

「良い提案なのに、聞きもしないなんて御社にとって損失になってしまいますよ」

そんな発想の転換を自分に言い聞かせて、モチベーションを保ちながら、2年、3年同じことを続けていると、徐々に仕事を依頼してくださるお客様が増えてきました。

新人時代に企業の担当者の方から言われた今でも大事にしている言葉があって、

「商売は人と人、知識が多いからでもない、どの会社から買うでもない、誰から買いたいか。

誰とだったら一緒に走って行けそうか。だから一緒に頑張ろう、宜しくお願いします!」と。

帰り道に嬉しくて涙が出ました。

まだ2年目、分からないことの方が多くて勢いしかなかった私は継続は力なりと言う

言葉の意味を噛み締めた気がしました。

目次

私の中の3つのルール

・素直なこと。分からないものはすぐに調べて知ったかぶりは絶対しないこと。

・お客様のことを出来る限り全部知ること。

・どんな会社の悩み事があって、より良い提案がないかを常に考えること。

この3つを大事にして、常に行動していた気がします。

たくさん失敗もしましたが、イベントの最後に見るお客様の笑顔と感謝のお言葉が一番の活力で、

お客様に育てていただいた営業マン時代でした。

旅行会社を辞めた今でも関わりがあったり、お客様が訪ねて来てくださったり、

人と人との繋がりの大切さを実感できたのは、この時期に得た私の大きな大きな宝物です。

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